最高の物件を見つけたはずが「成約済み」?
鍵の手配も完了、ワクワクしながら現地へ向かった内覧当日の話
条件は文句なしの「店舗付き住宅」。1階は店舗スペース、上階は居住スペースとして申し分のない広さ。
今回のご相談は、「店舗と住まいを一つにまとめた理想の空間を作りたい」という強い想いをお持ちでした。
内覧の日を迎えるまでに、入念な打ち合わせを重ねていました。
「12月1日の入居に向けたスケジュールをどう組むか」
「公庫融資の手続きと、内装工事の準備期間をどう併走させるか」
「家賃交渉も含めて、どうアプローチしていくのが一番有利か」
資金計画から事業の将来像まで、万全の準備を整えて「いざ内覧手配!」と動いた。
物件はいまだ「募集中」。現地にあるキーボックスの番号も聞けた。
そして内覧当日。 お客様も私も、少し早めに現地到着。
熱が入る1時間半の綿密な内覧
現地に到着し、1階から4階まで一室一室、事細かに見て回りました。
「ここ、撤去できるかな?」
「ここが撤去できたら、もっと広く感じるよね」
「次回、内装工事の時に相談してみよう」
間取りや配置を具体的にイメージしながら、会話はどこまでも弾みます。
「家賃は少しでも下げられたら最高だよね」
「入居日はいつにしようか。公庫の融資もあるし、12/1入居でお願いしてみようか」
資金や工事、入居時期、引っ越しまで、色んなシーンを想定しながら、あっという間の1時間半。
「いざ家賃交渉と入居日の相談をしよう!」と、不動産業者へ連絡を入れました。
突きつけられた一言「それ、先月決まってます」
電話の口から返ってきたのは、耳を疑うような言葉。
「あ、それ先月決まってます」
……え????
キーボックスの番号も教えてもらった。
現地で物件も確認した。
今なお、2箇所で募集中の画面を確認しているけれど……。
「まだ載せてました? 担当が本日公休のため、また明日折り返します」
……軽いな、え、、待って。そんな感覚か?これって普通なん?
思考が停止した、ショックすぎる…
せっかく時間を作って内覧し、資金、工事、入居時期、引っ越し、色んなことを想定しながら進めていたのに。
悔しさと疲労感が一気に…
諦めきれない思いと、次なる一手
でも、やっぱりこのまま引き下がるわけにはいかない。
すぐにお客様へ状況を報告しよう。
胸が締め付けられる思いでしたが、意を決してご連絡。 日頃から信頼関係を重ねていたからこそ、お客様もパニックにならず「え、あり得ない!そんなことあるの??」と状況を一旦は受け止めてくださった。
とりあえずは明日確認が取れたら、また連絡しますと電話を切った。
それから私は、物件探しに没頭した。探せど探せど同じような条件の物件はない。
どうしよう。。もう切り替えて次に行かないと止まるわけにはいかない。
集中しだすと、子供の声も耳に入らない。もうあかん、一旦手を止めて明日、明日にしよう、自分に言い聞かせた。
次回 続編へと続きます。
