【続報】「先月決まった」はずの物件に電話してみたら……衝撃のラストが待っていた話
「本当に先月決まってしまったのか?」
わずかな望みと疑問を抱えたまま、確認の当日。
「あの……昨日伺った件ですが、あの物件って先月決まってるんですか?」
返ってきたのは、まさかの一言でした。
「え? 空いてますよ!」
「……え?? 空いてるんですか!?」
昨日は決まったって言ってた。え、 「空いている?」
昨日はお客様と二人して大ショックを受け、なんとか気持ちの整理をつけようとしていたあの時間は、、一体何だったのか……。
でも、空いているなら話は別です! 「でしたら、家賃の交渉と入居時期について、オーナー様にご相談をお願いしたいです」
食い下がる私に、相手からは「交渉が通ったら申込確約という形にできるか、確認してほしい」と。
すぐにお客様へ連絡を入れたものの、タイミング悪くお客様は接客中。 そこから訪れた「2時間の空白」。
そしてようやくかかってきた電話。 私は興奮気味に
「どんでん返し来ました! 空いてるんです!!」
「家賃の減額も入居時期も伝えました。これが通れば申し込みで進めていいか、最終確認させてください!」
奇跡のような大逆転。 これで一安心……そう思った瞬間
「……実は、昨日、色々と考え直したんです」
お客様の口から出たのは、思いもよらない言葉でした。
昨日の絶望から考えを巡らせる中で、お客様の中で大きな気持ちの変化が起きていました。 「店舗と住居を一緒にするからこそ、物件の選択肢が狭まってしまう」 「一回切り離して、まずは店舗単体で、立地や広さ、天井の高さにこだわって探した方がいいかもしれない」
昨日一度どん底に落ちたことで、お客様のモードは完全に切り替わっていたのです。
「……!」
「空いてます」の一言で天にも昇る気持ちになり、そこからまた真っ逆さまに落ちていく感覚。 まさに心のジェットコースター。感情の乱高下が激しすぎて、クラクラ…。
とはいえ、週末じっくり考えていただき、週明けに最終的な答えを出すということで一旦お電話を切りました。
なくなりかけた話が一気に浮上した。でもお客様はもう切り替えてる…
「もう、これは私がコントロールできることじゃない。決めるのは、あくまでお客様」
気持ちを切り替え、お客様が新たに思い描く「倉庫のような理想の物件」を早速探し始めました。 ただ、条件を精査すればするほど、これまた一筋縄ではいかない狭き門。イメージは痛いほど理解できるけれど、理想を追求すれば当然家賃も高くなる。 限られた条件の中で探す難しさを、改めて実感。
月曜日、あの「店舗付き住宅」についての最終的な答えが出ます。
今はただ、お客様の選択を 静かに結果を待つばかりです。
(次回、続編へ!)
