賃貸と持ち家、結局どちらがいい?大切なのは「家族に合っているか」
「家は買った方がいいですか?」
この質問をいただくことが、本当によくあります。
でも、私の答えはいつも同じです。
「そのご家族によります。」
少し期待外れに感じるかもしれません。
でも、本当にそうなんです。
家賃がもったいないから。
子どもが生まれたから。
周りが家を買い始めたから。
そんな理由だけで家を購入すると、あとから「もう少し考えればよかった」と後悔してしまうこともあります。
10年後、20年後、どんな暮らしをしたいですか?

私がお客様にまずお聞きしたいのは、
「10年後、20年後、どんな暮らしをしていたいですか?」
ということです。
転勤や住み替えの可能性がある。
今後、家族構成が変わるかもしれない。
住宅ローンに縛られず、身軽に暮らしたい。
そのような方には、賃貸の方が安心して暮らせる場合があります。
一方で、
子どもの生活環境を落ち着かせたい。
老後も住み続けられる家を持ちたい。
毎月の住居費を、将来残る資産に変えていきたい。
そのような方には、持ち家が合っているかもしれません。

どちらが正解ということではありません。
それぞれのメリットと負担を知ったうえで、自分たち家族に合う方を選ぶことが大切です。
「もう少し待てば、家が安くなる?」
最近よく聞くのが、
「もう少し待てば、家が安くなるかもしれない」
という声です。
もちろん、これから不動産価格がどう動くのかは、誰にも断言できません。
国土交通省が公表している「不動産価格指数」は、2010年の平均を「100」として、住宅価格の動きを表したものです。
2025年11月の全国の住宅価格指数は147.3となっており、住宅価格の水準は、基準となる2010年と比べて約47%上昇しています。
また、材料費や人件費など、家を建てるためのコストも上昇傾向にあります。
こうした状況からも、
「待っていれば、必ず家が安くなる」
とは言い切れないのが現状です。
だからといって、今すぐ買うべきではありません
住宅価格や建築費が上がっているからといって、「今すぐ家を買った方がいい」ということではありません。
住まいにかかる費用の上昇は、購入だけの問題ではないからです。
賃貸住宅でも家賃の上昇が見られ、今と同じような広さや条件で住み替えようとすると、家賃が今より高くなる場合もあります。
購入する場合も、賃貸で住み替える場合も、安易に動くのではなく、まずは自分たちが住まいに求める条件や、無理なく支払える金額を整理することが大切です。
また、購入する年齢によって、住宅ローンを組める期間や毎月の返済額、完済する年齢も変わります。
一方で、待つ間に自己資金を増やしたり、家計を見直したり、家族の希望を整理したりすることにも、きちんと意味があります。
ご家族にとってのタイミングを大切に
大切なのは、
「世間にとって、今が買い時か」
ではなく、
「自分たち家族にとって、無理なく暮らしていけるタイミングか」
ということです。
家を買いたいと思ったときに、これからの暮らしや家計を整理して、無理なく進められるかを考える。

そのうえで、「今なら安心して進められそう」と思えたときが、そのご家族にとっての購入のタイミングなのだと思います。
「まだ買うと決めていない」というご相談も大丈夫です
家探しは、人生で何度も経験するものではありません。
「買うと決めてから相談する」のではなく、
「賃貸のままがいいのか、購入を考えた方がいいのか分からない」
そんな段階からでも大丈夫です。
LIBでは、これからの暮らしや家計、家族の希望を一緒に整理しながら、そのご家族に合った選択を考えるお手伝いをしています。
無理に購入をおすすめすることはありません。
一人で答えを出そうとせず、まずは一緒に整理してみませんか。

