第3話:運命の「駅徒歩3分」。覚悟と、究極の決断
「やはり、駅チカは譲れない」
原点に立ち返り、見つけたのは駅から徒歩3分!1階の角地でした。
上に住むことは望めませんが、これまでで一番の駅チカ。 候補としては申し分ない。ただ、家賃が10万円を超えている。ここをクリアしないことには始まりません。
すぐに家賃交渉へと走り、かなり踏み込んだ条件をぶつけました。
まさに「大勝負」に出るような緊張感でしたが、結果は家賃減額の承諾。
借りている間、ずっとこの恩恵が続く。この減額を勝ち取れたことは、彼女の開業に向けた大きな追い風となりました。

同時進行するプロジェクト
3月末退去、4月1日引き渡し。 「当初は夏までにオープンできれば」と考えていた計画は、ここへきて一気に前倒しとなります。現場のスピード感も加速しました。
工務店さんを交えた現地立ち会い。 シャンプー台の位置、配管の確認、残置物や原状回復の範囲……。 それと並行して、翌日に控えた日本政策金融公庫の面談に向け、資金計画書をまとめます。
まさに、すべてを同時進行で動かさなければならない状況でした。

迫られる「覚悟」
物件の契約日も決まりました。しかし、ここで問題が浮上します。 「融資の承認が出る前に、契約日が確定」したのです。
もし契約後に融資が通らなかったら……。 「承認結果を待ってほしい」とすぐに先方へ打診しましたが、現実は甘くありません。
「待つことはしません。別で申し込みが入れば、そちらを優先します」
承認を待って、この運命的な物件を逃すのか。 それとも、リスクを承知でこのまま契約に踏み切るのか。
まさに、A様の「覚悟」が問われる瞬間でした。

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